【教室の話し】音階ってなんのために練習するの?音階の重要性と目的について

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ピアノ 

こんにちは。皆さん、ピアノ楽しんで弾いていますか?

4歳からピアノを始めて音楽大学で学び、その後自宅や某大手教室でも講師として今も現役。ピアノ講師歴20年以上のベテランが、今回は「音階」について書いています。

自宅教室では、全員に音階練習をしてもらっていますが、どうしてでしょう?すごく大事な練習なんですけれど、なんとなく進みが良くない人もいるので、もったいない!

実際私も子供だった時、練習する目的がちっとも分かっていなくって、身が入っていませんでした。今になってようやくハノンや音階練習の大事さを痛感したんですよねー。

あの時もっとちゃんと練習していれば( ;∀;)・・・・だからこそこれからの皆さんには音階の重要性と目的を理解して練習して欲しいと思っています。

音階:おんかい

ミュージックベル

音階は、その名前の通り、音が階段状になっているもののことを言います。

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド

ピアノの場合は、右の鍵盤に行くと一つずつ音が上がっていって、左の鍵盤に行くと音が下がっていきます。

この「ド」から始まって「ド」に戻ってくる音階は「ハ長調・Cdur(ツェードゥア:独)」音階です。最初はみんなここから練習してもらっています。

ハ長調は#(シャープ)、♭(フラット)がありませんから弾きやすいです。

ちなみに、音階は全調で24種類あります。始めと終わりの音が変化して、#(シャープ)、♭(フラット)の数も変化します。

音階練習をする目的は

  • 楽譜が読めなくても弾ける
  • 左右10本の指を使って弾く練習になる
  • 1本ずつ指の形に気をつけながら弾く練習ができる
  • 「調性」が身につく
  • 「拍感」が身につく
  • ちょっと楽典のさわり

楽譜が読めなくても弾ける

音階は、ピアノを始めたばかりで楽譜がまだあんまり読めない人でも弾けます。

ピアノを始めたばかりの導入期にはまだ楽譜が読めないので、使うテキストは、譜読みの勉強を兼ねているので、同じ音を弾いたり、同じ指しか弾かなかったりします。ド ド ドーとかドレドレドーこれ、全然楽しくないと思いません?

でも、「音階」なら一つずつ右の鍵盤を弾いていけばいいので、最初の音と指使いに気を付けていれば、誰でもちゃんと弾けます。逆に言えば、音階を弾きながら譜読みの練習もできます。

だから、初心者ほど「音階練習」が楽しくできます。

左右10本の指を使って弾く練習になる

ピアノを始めたばかりだからこそ、いっぱい弾きたいですよね!さっきも書いたように、同じ音、同じ指ばかり弾いていても楽しくないけれど、音階は右手も左手も1(親指)から5(小指)までの10本全部を弾くので導入期には満足感が結構あると思います。

音階ドレミファソラシドは8個の音なのに、指は5本しかないです。だから、右手は、ドレミを123で弾いたら、3の指の下から1の指を動かしてファからもう一度ファソラシドを12345で弾いて、下りもその逆でドシラソファ54321まで弾いたら指がなくなるので、1の指の上に3の指を動かしてミレド321で弾く。

左手は、ドレミファソを54321で弾いたら、1の上から3の指をかぶせてきてラシド321で上りが完成。下りはドシラ123このあと3の指の下に1の指を動かしてきてソファミレド12345で弾きます。

う―!言葉にするとなんて分かりにくいんでしょう。弾ける人には理解できても予備知識がない方には指の動き方が伝えられなくてもどかしいです。

つまり何が言いたいかというと、右も左も1から5までをまんべんなく練習できるっていう事です!

右手が利き手の人が多いので、音階練習で左手をたくさん弾く練習ができるのはとってもありがたい事なんです!

1本ずつ指の形に気をつけながら弾く練習ができる

そして、指1本ずつ丸い形を作って指先で鍵盤を弾く確認をしながら弾くことができます。

バイバイするときの手を作って見て下さい。普通、指先の場所は1の指が低い場所にあって、3の指が1番長いです。でも、ピアノを弾くときは指先の場所をそろえるために指を丸めます。音階練習をしながら指の形・手の形を整える練習ができるのです。

「調性」が身につく

「調性」について説明すると、ここまで読んで下さった皆さん、きっと違う画面にしてしまうと思うので極めて簡単に。

  • 聴くとなんとなく明るい感じがする「長調
  • 聴くとなんとなく寂しい感じがする「短調

大きくはこの二つに分かれます。そして、「長調」「短調」それぞれ先頭の音が「ド」から「シ」で始まる音階の練習をすることで「全調音階マスター」になれるんです!「長調」らしく「短調」らしく弾いてもらっています。

「拍感」が身につく

音階は、1の指を動かして弾くところ、3の指を上からかぶせて弾くところで、スピードが変わってしまったり音量が変わってしまったりしないようにします。

そして、一定のリズムで次の音を弾くので「拍感」の勉強にもなります。途中で止まったり、早くなったりしないで体の中で一定のスピードを保って弾けるようにします。

ちょっと楽典の話しも

音階と一緒に教室ではカデンツも練習・説明しています。ⅠⅣⅤ7は音楽の流れです。この、和音を説明する時に、和音の基本形、転回形の話、7は属7(ぞくしち)でその次はⅠ主和音がくる、といった音楽の理論の話もしています。

最初は意味は分からなくても大丈夫です。弾いている曲の中にカデンツが出てくるたびに説明するのでだんだん分かってきます。

音階の練習方法

  • 片手ずつゆっくり弾く
  • 指使いを正しく弾く
  • 両手でも弾けるようにする
  • 2オクターブから4オクターブへ
  • スピードを早くしてみる

楽譜に書かれている指番号をよく見て、正しく弾くことが重要。

教室では上りは弾けるのに、下りになると指使いで迷っているケースがよくあります。どうしても上りから弾くので回数が多くなるんですよね。下りから弾き始めるのもいい練習ですよ。

上りも下りも、何調であっても無意識に指が動く域まで、みんな頑張っていきましょう!私も全力でサポートします。

音階練習の重要性:まとめ

これまでいろいろ書いてきたように、たかが音階練習とあなどってはいけません。音階練習で身に付くことはたくさんある事がご理解いただけたかと思います。

日々の練習がピアノの上達には不可欠です。曲を練習し始める前に、まずは音階練習をルーティンにしてもらえたら嬉しいです。

「全調音階マスター」できている子供たちも多くいますが、ランダムに指定された調でもサッといつでも弾けるようにしておけるように、今後も練習を続けていきましょうね!

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