4歳からピアノを始めて音楽大学で学び、その後自宅や某大手教室でも講師として今も現役。講師歴20年以上のベテランがピアノに関してのいろいろにお答えします。
- ピアノを弾いてみたい
- 何を用意すればいいのか分からない
- 楽譜も読めないけれど大丈夫?
今回は大人の方でこんなお悩みをお持ちの方にも、安心してピアノを楽しんで頂くための準備について書いています。
今までピアノの経験が全くなくて、楽譜が読めなくても大丈夫です。大人の方ならではの楽しみ方があります。
心配で今まで踏み出せなかった方が一人でも多く音楽を楽しんで下さるように心から願っています。
独学でも弾けるようになる?

「趣味としてピアノが弾けたら楽しそうだなぁ」「ボケ防止にピアノを始めてみようかな」そうお考えの中高年の方もいらっしゃるでしょう。
お勤めの方だとレッスンに通いたくても仕事の後は確実に行けるかどうか不安だったり、週末の貴重な休みをレッスンに使うのもちょっともったいないかな。いまさらレッスンに通うなんてちょっと恥ずかしい、そんな風にお考えの方に朗報です。
独学でも十分にピアノは楽しめます。
独学のメリット・デメリット
かといって、今まで一度もピアノに触ったことがないのに独学でなんてできるの?まだ不安な気持ちがあるかもしれません。果たしてご自分が独学にむいているか、それとも向いていないのかを確かめてみましょう。
ここで独学のメリット・デメリットを確認してみましょう。
| メリット | デメリット |
| 自分のペースで取り組める すぐに始められる 自宅でできる いつでも辞められる 月謝代がかからない | 疑問点がすぐ解決できない 誰もほめてくれない 発表の場がない いつでも辞められる 継続が難しい |
いかがですか?メリットにもデメリットにも入っている「いつでも辞められる」。独学の場合は仕事が忙しければしばらく弾かないといったこともできますが、そのままずっと弾かなくなってしまって自然にドロップアウトしてしまうことが大変多いのも事実です。
それに、疑問点が出て来た時も、教えてもらえる人がいないとそこでやる気がなくなってしまって、やはり弾かなくなってしまう人もいるでしょう。
それでは、独学に向く人はどんな人なのでしょうか。
独学にむく人はこんな人
独学にむく人はこんな人
- コツコツ継続することが得意
- できればお金をかけたくない
- 人にあれこれ言われたくない
- 身近にピアノが少しでも弾ける人がいる
ご家族に楽譜が読める人がいたり、ピアノの経験がある人が身近にいれば安心感がありますね。
また、独学だと発表会のような人前で弾く経験ができないの?とがっかりしている人がいるかもしれません。そんなことはありません。初心者でも人前で弾く機会がありますので、これは後ほど紹介します。
さぁ、始めよう。何を準備すればいい?

楽器選び
まず、はじめに準備するものは「ピアノ」ですね。やはり王道のアコースティックの生ピアノは憧れますが、大きいし金額もそれなりにしますので、これから準備される場合は「キーボードタイプ」または「電子ピアノ」が良いでしょう。
「キーボード」は持ち運びができるので軽くて収納ができます。練習もどこでもできます。ですが、ピアノ特有の深い音色や幅のある表現はできないです。
「電子ピアノ」は据え置きタイプなので置くスペースが必要です。一度設置したら簡単に移動はできません。「キーボード」と比べると音色や表現力は期待できます。
そして、両方ともに「アコースティックピアノ」にはないいろいろな機能がついています。例えば演奏がサンプリングされていたり、ピアノの音を違う音色に変化させたりといった機能があるモデルが多いので楽しみ方がいろいろありますね。
お手頃な「キーボード」をまず購入して、上達してきて物足りなくなってきたら「電子ピアノ」や「アコースティックピアノ」を考えるのもおすすめです。
「キーボード」と一緒に「ヘッドフォン」「スタンド」も購入しましょう。さらに「ペダル」「椅子」もあるとやる気が気分が高まります。
ピアノが家にある場合
ピアノがあるご家庭の場合は、弾かれる前に「調律」をおすすめします。調律で長年弾かれずに眠っていたピアノが蘇りますよ。料金は1万円前後が一般的です。「調律もしたんだから弾こう」って前向きな気持ちになったらいいですね。
「調律」は楽器店に依頼するのが一般的ですが最近はコープ(生協)でも注文できます。
楽譜選び
この、楽譜選びはとても大事です。今後楽しく続けていけるか、はたまたあっという間に挫折して辞めてしまうかを決定付けるポイントになってきます。
ではまず、楽譜ってどこに売っているのでしょうか?本屋には売っていません。店頭に電子ピアノや、ギターなどが並べて売られている楽器店の中に書棚があります。
ピアノを始めたい方なら1度は楽譜コーナーをのぞいたことはあるかもしれませんね。
そこにはショパンやベートーヴェンなどの作曲家別にだったり、ディズニーやジブリ、映画、ポピュラーなどジャンルごとに分かれて売られています。
初心者コーナーがあるお店もあるかもしれません。でも、実際に行くとたくさんありすぎてどの楽譜を買えばいいのかちっとも分からなくなる可能性が高いです。結局買えなかったりします。
- 大人初心者
- 簡単に弾ける
楽譜にこんなことが書いてあっても鵜呑みにはできません。楽器店に行ったのに買えなかったり、思い切って買った来たけれどなかなか弾けるようにならない、なんてことにならないために、私のオススメの楽譜があります。
これからピアノを始めたい大人の方の楽譜は迷わずこれ!
そこで、私が楽譜コーナーで探したベストの1冊をご紹介します。楽譜が読めない初心者でもこの楽譜ならご自分で楽しみながら素敵な曲が弾けるようになります。
中高年の初心者もスラスラ弾ける 数字で簡単「らくらくピアノ」入門編
まず、表紙を開くと実物大の紙鍵盤が付いています。まだ楽器の準備ができていない人は、まずこの紙鍵盤の上でゆびを動かす練習ができます。でも紙鍵盤は音が出ないから寂しいですけどね。
「らくらくピアノ」のすごい所 その1
紙鍵盤は音が出ない、と言いましたがこの楽譜はなんとなんとQRコードをスマホで読み取ると、楽譜の模範演奏が聴けるようになっているんです!スマホで実際にピアノを弾いている映像がいつでも、どこでも何度でも繰り返し観る・聴くことが出来るんです。
CDが付いている楽譜は今までもありましたが、QRコード読み取りで聴けるのは手軽で本当に便利だと思いませんか?今までこんな画期的な楽譜はありませんでした。
「らくらくピアノ」のすごい所 その2
選曲が秀逸です。簡単に弾けるからと言って、「ぶんぶんぶん」や「チューリップ」のような幼児が弾くような曲では音楽が好きな大人は心から楽しめませんよね。
「らくらくピアノ」ではSTEP1の曲でベートーヴェン交響曲第9番「合唱」が弾けるようになるんです。ご存知の方が多い有名な曲ですね。
テキストに書かれている通りに弾けば確実に弾けるようになります。
その他にも、ビートルズの「レット一トビー」、松任谷由美さんの「春よ、来い」、エルガー「威風堂々」、ベートーヴェン「エリーゼのために」といった人気曲 全23曲が練習できるようになっています。
もちろん、全曲スマホで模範演奏を映像で聴くことができますよ。
「らくらくピアノ」のすごい所 その3
次にすごい点は、タイトルにもあるように数字と指を連動させているところです。普通は音符すべてに指番号が書かれている楽譜はありません。
でもこの「らくらくピアノ」には音符に、弾く指の番号が最初から最後まで全ての音に書かれているので、迷わずに練習できます。
その他にも、音楽の大事な要素である「リズム」についても解説や練習ができるようになっていたり、気分転換ができるようなメッセージが途中途中にあって、独学で勉強している方を挫折させない工夫がたくさんある楽譜なんです!
迷う必要はありません。楽譜はこの「らくらくピアノ」を選びましょう!ネット注文もできるので便利です。
途中で挫折しないために

記事の冒頭で、独学のデメリットについて書きました。どうしても独学の場合には途中で挫折しやすいのですが、ここでは独学でも楽しめるコツをご紹介します。
- 毎日練習しなくてもOK
毎日練習しよう、と決めなくてもいいんです。ゆっくりのんびりで大丈夫。決して無理しないという気持ちが大事です。
- 弾けないことも楽しむ気持ち
上手く弾けなくても気にすることはありません。最初は思うように弾けなくても、何日間か続けているうちに弾けてきます。その変化を感じたらもっと楽しくなります。
それを繰り返して上達していきます。
- お披露目する機会を持つ
独学の場合、せっかく弾けてきて楽しくなってきても褒めてくれる人がいません。そんな時には一般の方でも、人前で弾く経験ができるこちらに参加しましょう。

この、「ピティナ・ピアノステップ」はいつでもどこでもどなたでも参加できるアドバイスつきの公開ステージです。普段独学で練習している方は、審査の先生3人から直接演奏に対しての感想やアドヴァイスを受けられる貴重な機会になるはずです。

ステージは毎月全国各地で開催されています。演奏のレベルは問われません。参加することに意義があるステージなので参加回数でメダル授与や表彰される楽しみも持てます。
普段練習している曲で気軽に参加できるので、おすすめです。
まとめ

ピアノはスポーツではないので一生楽しめます。インドアで、天候気候に左右されることもありません。けがをする心配もありません。
中高年の方でもいつでも安心して始められます。
今までピアノの経験が全くなくて、楽譜が全く読めない方でもピアノは絶対に楽しめます。
間違えた楽譜選びをしてしまって、難しいと苦しんでしまうことが無いように、この記事を参考に準備してたくさんの方に趣味として、ピアノを楽しんで頂きたいと願っています。


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