残価据置型でピアノを買う!生ピアノ・電子ピアノ・キーボード違いを知って正しく選ぼう

スポンサーリンク
疑問

鍵盤楽器はオルガン、エレクトーン、といろいろ種類がありますが、その中でもピアノはお子様の習い事や大人の趣味にとても人気があります。

4歳からピアノを始めて、音楽大学で学び、その後自宅や某大手教室でも講師として今も現役。講師歴20年以上のベテランが、どのタイプのピアノを選べばいいのかを解説していきます。

ピアノは正しく選択すれば長く楽しめますし、その反面間違った選択をすると魅力が半減してしまう危険性もあるのできちんと違いを理解して選択してください。

「ピアノ」とは

私が講師として働いている某音楽教室で、先日営業担当の方が悲しそうにこんなことをおっしゃっていました。

「こないだ入会した○○さん、アンケートではピアノがあるということだったけど、いろいろ話していたら、どうもキーボードの事をピアノって言ってるんだよ・・・」

白と黒の鍵盤がおなじだもんニャー

音楽業界で仕事をしている我々はピアノといったらアコースティックピアノの事ですが、こんな風に認識にずれが生じることは多くあります。

電子キーボード

「キーボード」は、収納場所を取らないし軽いので、持ち運びにも適しています。バンド活動などによく使われていますね。

そして、DTMの作曲にもMIDI楽器として使えるので、そういった目的で使用するにはとても良い楽器です。

でも、我が子がピアノを始める時に最初にこの電子キーボードをあえて購入するのはお勧めできません。つまり楽器として「ピアノ」の代わりにはならないです。

電子キーボードは、鍵盤の数も少ないものが多いので、ピアノ曲を弾くには音域が足りなくなります。結局いずれ買い替えなくてはいけなくなってしまいます。

買い替えを納得したうえで、ちゃんと続くかどうかのお試しで購入する、というならギリギリありかも。

https://store.ishibashi.co.jp/ec/img/03/80-421035100_s.jpg

グランドピアノ

グランドピアノ

本来【ピアノ】はアコースティックピアノのアップライトピアノグランドピアノの事です。​

アコースティックピアノは弦の共鳴作用や倍音の響きがあるので、伸びやかな音と響きが感じられます。楽器全体から音が響きます。

でも、音がいいのはわかりますが、とにかくサイズが大きすぎ。しかも値段も高い。子供の習い事が続くか分からないのにそんなの準備するのはもったいない、と考えるのは仕方がない事です。

でも、お子さんが楽しそうに弾いていたり、普段聴いていて、「上手くなってきたなぁ」と感じられるようになってきたらご購入も検討してほしいです。成長期にいい楽器で練習出来たら、その先が変わってきます。

良い楽器で練習した子供は確実に聴く力が身に付きます。表現力も抜群になる事が期待できますよ!

置き場所と経済的に問題なければ最初からグランドピアノを購入できたら最高です。

後で、おすすめの購入方法をご紹介します!

アップライトピアノ

アップライトピアノはグランドピアノを縦型にした楽器ですね。奥行きはなくなりますが、家に置くとなると結構場所をとりますし、値段もそれなりにします。重さも200キロ以上ありますから、設置する場所にも気を使います。

グランドピアノもアップライトピアノも、定期的に調律してメンテナンスをする必要があります。管理次第で楽器の寿命も変わりますよ。

うーん、アコースティックピアノがいいのは分かるけど・・・

電子ピアノ

電子技術やコンピューター技術の進歩と共に開発されて登場したのが、「電子ピアノ」です。

アコースティックピアノに近い感覚で楽しめるし、金額もお手頃なものもあるので最初に購入する楽器として定番化してきていますよね。

​鍵盤もピアノと同じ88鍵あって見た目もアップライトピアノのような形です。すっごくスタイリッシュですよね。

<電子ピアノの特徴>

  • 電源がある
  • スピーカーから音がでる
  • 小型で比較的軽いので移動もできる
  • ヘッドホンで時間を気にせずに弾ける
  • アコースティックピアノと同じ88鍵
  • 音色が変えられ足り、録音出来たり、便利機能が標準装備

アコースティックピアノの弱点をすべて克服したような素晴らしい楽器です。

電子ピアノ、いい感じ?

でも、アコースティックピアノと電子ピアノの違いでもっとも気になる発音について、もう少し詳しく説明します。

アコースティックピアノは鍵盤を弾くことで中のハンマーが弦を直接たたいて音を出す仕組みです。弦を叩いた振動が、響板と呼ばれる木の板を伝わって楽器全体が振動して、響きを生み出します。

なので、弾き方=ハンマーの調整で音量をコントロールしたり音色に変化を付けたりでしているんですね。倍音の響きが豊かな音色を作ってくれるのです。ブラボー♡

それに対して電子ピアノは、このアコースティックピアノの音をサンプリングして本体の中に内蔵しています。鍵盤を弾くとスピーカーからその音が聞こえてくる仕組みです。

電子ピアノは発売当初はタッチで強弱がつけられませんでしたが、最近ではタッチでほとんどアコースティックピアノの強弱と同じように変化が付けられるように進化しています。これはすごいです!

さらに、アコースティックピアノにはない電子機能(音の変更やリズム・内蔵曲再生など…)を使ってピアノをもっと幅広く楽しむことができるようになっています。

これから買うならどっちがいいか

確かに、電子ピアノは魅力的な楽器ですよね。でも、ちょっと待って!

私個人的には、やはり【ピアノ】の勉強をするならアコースティックピアノが一番、と思っています。ごめん、キーボードは別の目的で実力を発揮してね。

決して電子ピアノを否定しているわけではないですよ。電子ピアノは私も持っていますし、アコースティックピアノを弾けない時間には電子ピアノに大変お世話になっていますよ。

そう、つまり電子ピアノは2台目の楽器 です。

お子様がこれから習い事としてピアノを始める、となった時、無条件に電子ピアノを選択する前にちょっとアコースティックピアノも検討して欲しいのです。

もし、ご家庭にアップライトピアノを置く場所があってアップライトピアノを購入する予算 中古で約30万円~。新品でも約50万円~ があるなら断然生ピアノを選んで欲しいです。

レンタル気分で新品ピアノが買える‼

ピアノの購入の仕方にはこんな方法もあるんですよ。車の購入でよく耳にする、「残価据置型」の購入方法です。

ヤマハ「伊藤楽器」HPより
ヤマハ「伊藤楽器」HPより

金利はヤマハが負担してくれるし、最終回に楽器を返却することも可能なんですよ!これなら、置き場所さえ確保できれば最初っから「アコースティックピアノはないない」と却下しないで、検討の余地もありませんか?

さらに詳しくは☟のボタンからヤマハ「伊藤楽器」HPで調べて下さい。興味がある方は私にもお知らせくだされば対応しますよ(^_-)-☆

ピアノ選びのポイント

最近では電気屋さんやホームセンターでも普通に電子ピアノは売られていて、楽器について何の知識もない店員さんに「どれがいいですか?」と聞いたところで的確な返答は期待できませんよね・・・。

だからアコースティックピアノと電子ピアノ両方について知識がある楽器店に足を運んで下さい。実際に触って、鍵盤の感触や音も確かめたいですね。

間違っても最初からネットはNGです。フリマはダメです。

普段感じている事

私が長年ピアノを指導してきて感じるのは、「電子ピアノで練習している子とアコースティックピアノで練習している子には成長に差がある」という事。

アコースティックピアノで練習している子は表現力が豊かな子が多いように感じます。音に敏感です。

お子さんが一番長い時間弾くのはご自宅のピアノ(の、はず)です。

電子ピアノで毎日頑張って練習していてうまく弾けていても、レッスンでアコースティックピアノを弾くと、鍵盤の重みにとまどったり音量のコントロールがうまくいかなかったりとアコースティックピアノの実力を活かしきる事がきっと難しいのです。

それと、アコースティックピアノ特有の倍音の響きが電子ピアノにはないので、普段から美しい音色を求める力が育ちにくくなっているのかもしれないなぁ、と思います。

求める力が育ちにくいだけで、ないわけではありません。

求めている音の違いが電子楽器で聴こえてこないのです。これはとても悲しい・・・。

なのでレッスンでは強弱や音色のことを口を酸っぱくして言っています。きっと子供たちにはウザがられているでしょうね。

まとめ

もしこれからお子様がピアノを始めるから「ピアノを買おう」となった時、

「ちゃんと続くか分からないし場所も取るアコースティックピアノに〇十万はやっぱり出したくないなぁ」

「電子ピアノだね」

これは自然の流れかもしれないですが、場所と予算の確保ができるなら最初からアコースティックピアノをおすすめします。

先に紹介した「残価据置型」の買い方も検討してほしいです。

いい楽器を使えば上達スピードが早い ➡ 本人のモチベーションがアップして楽しく続けられることは間違いないです。

電子ピアノを購入する場合はいずれ寿命がきて買い替えなければいけなくなることを前提の上でお願いします。

子供たちの可能性を伸ばしてあげられる環境を整えてあげられるのは保護者の皆様の力によるところが大きいです。本当に親って偉大ですね☆

一人でも多くの子供たちにピアノを楽しんで弾いてもらいたいと願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました